これリストラかも…どうしよ?

人事から突然届いた一通のメール

「沈没船から逃げないマヌケ」 気持ちが傾いてきた

 早期退職の方にだいぶ気持ちが傾いてきた。思えば、数年前から巷では「売上高更新」やら 「過去最高のボーナス額」など景気のいいニュースをさんざん耳にしてきながら、ここ10年以上、うちの給与は右肩下がりだった。

  離婚して以来、出世や給与額に関心が薄くなってしまい、減り続けるのも「扶養がなくなったことが原因だろうか」ぐらいにしか考えてこなかった。長期療養を挟んでいたので、比較しづらい時期が存在していたこともあるが…。

 業界的にはとうにピークは過ぎているものの、日本人なら誰もが知ってる企業の一つ。自分の社内評価がいかに下がっても、そこの社員であることの社会的評価が下がる時が来るとは夢にも思わなかった。

「正直、みんな下に見てますね」

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 数年前に会社を辞めた一回り以上年下の後輩と会ってきた。辞める前後から仲良くなり、今でも連絡を取り合ってる数少ない友人の一人。中堅クラスの同業他社を経て、はるかに時代の先を行く大手にステップアップを果たした。

 わが社について忌憚のない意見を求めた結果、「○○で働いていたってことは一目置かれますが…」と断りを入れた上で出てきたのが前述の発言だ。

 周りから見たら泥船そのもの。早期退職制度の存在自体が、時流に乗り遅れた衰退企業の象徴らしい。ステップアップできた後輩は、沈没船からいち早く逃げ出した目端の利くネズミ。慧眼の持ち主となる。

 さて、早期退職を選択せずに会社に残ったとしよう。社内から「できない奴ほどしがみつく」と蔑まれ、社外からは「沈没船から逃げ出さないマヌケ」と笑われる。「あのとき早期退職しておけばよかった」と後悔しながら働き続けるのもしんどかろう。

 退職金の割増額によっては…。

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