これリストラかも…どうしよ?

人事から突然届いた一通のメール

「見かけ大企業でも中身は中小企業」 早期退職を言えない理由

 あれは最初の部署に配属されたばかりの頃。先輩が「見かけは大企業でも中身は中小企業。うちは偉大なる中小企業だ」と、自嘲なのか自慢なのか判別つかないことを言ってきた。

  当時はまだ社会人に成り立てで、発言の意図はよく理解できなかった。
 「前例にとらわれない」や「切り替えが速い」など好ましい意味も考えられそうだが、残念ながらうちの会社には当てはまらない。むしろ、先輩は「社長以下数人の幹部が好き放題している田舎企業」ぐらいのつもりで、自分の会社をディスったのではなかろうかと思う。

グーペ

労組のない中小のケース

 そんなことを思い出したのは、「人力検索はてな」に寄せられた回答がきっかけ。「早期退職を申請したところ、このことは周りに話さないようにと言われました。理由が分かりません」と質問したのだ。
 この質問に対し、身バレを恐れて詳細を書かなかったにも関わらず、二人の方が丁寧に分かりやすいアドバイスを下さった。この場を借りてあらためて感謝申し上げます。感謝してます、愛してます!

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 その中でadlibさんは「零細企業には規定がなく、超大企業なら公開されているので、今回は労働組合のない中小企業のケースとみられます」と前置きし、「あなたの早期退職について、一定の条件が提示された場合、のちのち他の退職者にも適用されるとは限らないのです。その条件は、今回限りのものにしたい、という会社側(担当者)の思惑です」と解説してくれた。
 なるほど。過去に退職勧奨を受け、早期優遇制度を利用してきた先達らの詳細が、一切伝わっていないことにも合点がいく。うちに労組はあっても御用組合と揶揄される程度の力しかない。公開されているはずの規定を目にしたこともない。

 信義に反しても黙認

 adlibさんは「コネや情実が慣習化している私企業では、よほどの不公平でなければ、たとえ“信義則”に反しても、黙認されるのが実態です」と回答を締めくくった。素晴らしい警句をいただきました。
 正面から理不尽に異を唱えても得るものは少なそうだ。辞める際に会社と揉めてしまってはその後の再就職に差し支えるかもしれない。条件面では満足している。オイラのケースも闇から闇へ…あえてしゃべる必要はない。

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